和 名
タコ(マダコ) 真蛸
マダコ科
別 名
タコ、アカシダコ
英 名
common octopus

弥生遺跡からたこつぼが出土したり、平安時代にも乾したタコの記録が残るなど、古くから親しまれています。マダコ/イイダコ/ミズダコの三大タコの内、消費される8割がマダコです。ギリシャ/イタリア/スペインを除き欧米では食用の習慣がなくデビルフィッシュと呼びますが、市場に出廻る大半がアフリカ南西沖からの安価な輸入物です。関西の明石を中心にした瀬戸内産は[立って歩く]と言われるほどに身が締り旨味が濃く刺身でも食される他、久里浜や五島列島産も有名です。コレステロールや眼精疲労に効果的なタウリンを多く含むタコは、タコ焼きはもちろん、塩ゆでや酢の物、塩辛などで賞味します。また、袋仔(ふくろご)と呼ばれる卵は、煮付けにすると美味とされています。